トゲトゲしっぽの飼育・繁殖記

アルマジロトカゲ、デプレッサイワトカゲの飼育・繁殖ブログです。

🦎 アルマジロトカゲの2020年から2021年クーリング(冬眠)の記録

はじめに

2020年末から2021年02月までのクーリングについての記録です。


目次


クーリングの経過

2020/11/28(日) - 2021/01/31(日)気温の推移は以下の通りとなりました。

クーリング場所の平均は 14.96℃ となっています。

前年比は以下の通りです(赤が2021年、青が2020年)。

2019年-2020年のクーリング場所の平均は 14.77℃ でした。

どう室温を計測しているかという質問を頂いたことがありますが、これらは自作しており、

  • Raspberry Pi
  • DHT11
  • Ambient

を利用して可視化しています。

Qiita に記事を書いているのでそちらをご参考にどうぞ。

特段難しいことはやりませんが、材料やパソコン、無線 LAN が必要になるため、お勧めはできません。

現代では SwitchBot などを使ったほうが楽なのではないかと思います。


それぞれの個体のクーリング中の体重推移

2020/11/28

オス

2020/12/22

オス

メス1

メス1

メス2

メス2

2021/01/09

オス

2021/01/31

オス

メス1

メス1

メス2

メス2

オスは -1.0g、メス1は -1.5g、メス2は -1.5g となり、例年通りのマイナスで収まりました。


ケージのセット

クーリング中は45ケージに押し込まれているので元の90ケージに戻します。

床材は新品のものに入れ替えます。


ライトセット

ソラーレの球が劣化していないかは確認しておきます。

ライトは基本的にソラーレ + マイクロサン53W + KOTOBUKI Flat LED900 という構成を取っています。

マイクロサンを使う理由や補助 LED を使う理由はまた追々…。


UVI の確認

こちらも自作のものですが、一応目安程度にはなります。

1.5 程度はあるので問題はないでしょう。


交尾の様子

2021/02/03(水) 10:00 頃に交尾を確認しました。

執筆時点で確認できたのは1回でした。

昨年2019に出産したメス2個体との交尾でした。

オスが尻尾をゆらゆら(ウェービング)させながらメスに近づき、メスが抵抗すればオスは交尾しません

メスがOKならオスはお腹から首を噛み、交尾に至ります。

基本的に後肢 → お腹 → 首元と段階を踏んで入念に確認している気がします。

レイアウトで気を付けておくべき事項は以下になります。

  • オスが捕まえられるような足場であること
  • メスが逃げられる場所を確保しておくこと

SwitchBot 以外に、期間中は WEB カメラでも常に録画するようにしています。

  • LOGICOOL HDプロ ウェブカム C920

クーリング明けの初回給餌

クーリング明けには小さ目(SS-Sサイズ)のシルクワームを量を与える方針を取っています。

これは水分量が多く、皮の消化をしやすいものを選ぶことで、生体の消化器に負荷をかけたくないからです。

クーリング中も常に水は与え、舐めているところも確認していますのでそれほど神経質にする必要は無いと思いますが…。

単純に人間と同じように、水、消化の良いものを選択するというだけの話です。

ハニーワームなどは正常な状態でも皮が残るため、特にこの時期には選択しません

2回目からはクロコオロギにシフトします。


まとめ

クーリング中は急激な体重変化が起こっていない状態であれば問題ないと思っています。

妊娠期間としてはおおよそ5か月から6か月の予想なので、無事であれば07月か08月頃に出産します。