はじめに
クーリング開始時に予定を書いているつもりだったのが、今年は大幅に遅くなりました。
というのも、住環境が大きく変化したため、かなり探り探りで状況を確認しながらクーリングを始めたからです。
これで集合住宅によることの不安は一掃(2021年にやってしまったアレです)されてはいるので、いろいろな意味で後顧の憂いは無くなりました。
外飼いなんかも出来そうですが、アライグマを観測していたり猫がいたりと、相応の対策が必要でリスキーなので、今のところは何も考えていません。
当面は飼育中の2種でいいかな…次はケージをフォーダブルのスイングドアに揃えて、撮影するカメラのアタッチメントを3Dプリンタで作って、みたいな方向を考えています。
冬季ということもあり、点灯前には家を出て、点灯後に家に帰ってくるので、クーリングに入っていない2023年、2024年CBのチビたちもあまり目をかけられていないですが、そもそも活動自体も鈍く、餌食いも鈍化しているため、まあいいか、という感じです。
そんなこんなで忘れないうちに、2025年末から2026年にかけてのクーリング(冬眠)の計画です。
アルマジロトカゲ/デプレッサイワトカゲともにケージ設置場所が同じであり、気温湿度は同じ条件であるため、1つにまとめておくことにしました。
クーリング(冬眠)の計画
まずは居住地の変更に合わせて、ケージを設置する箇所の気温の計測を11月頭から開始しました。
グラフを見てもらうとそれなりの温度差があることが分かります。
2024年11月は平均気温が 20.9 ℃、最低気温が 15℃、2025年11月は平均気温が 16.1℃、最低気温が 7℃と、平均気温は -4.8℃、最低気温に関しては -8℃と2024年の居住地とはかなりの差があります。
これがまだ2025年11月の状況なので、さらに冷えることが想定されていました。
だいたい15℃を切ってくれば自分の飼っている種類は活動を停止する、と言ったのは2024年にコチラでも触れた通りですが、かなり長い期間ひとケタ台の気温で推移しそうだったので、状況を確認し続けて問題ないことを確認する必要がありました。
とはいえ、11月も室内無加温状態だったので、似たような気温の中で飼育しており、気温が下がってきたというのは生体も感じていたのではないでしょうか。
2025年12月第一週から気温がこのまま下がりそうだったので、2025年11月30日(日)にこの場所に2023年以前の個体を出しました。
その後の12月の気温の経過は以下のとおり。
家の中のドア開閉、窓開閉など、主に空気の流れを試行錯誤した結果、昼夜での温度変化の差がちょっと小さくなったかなと思います。
2025年12月は平均気温が 13.1℃、最低気温が 8℃でした。
ちなみに2025年12月13日にケージ内にサーモガンを当てると 6.4℃ でした、寒い…。
結構、家の中に温度計を持って移動したり(自作でモバイルバッテリーと無線Wi-Fiがあれば動くので)、サーモガンでうろついたりして、クーリングする場所を決めました。
どこに置いてクーリングするか、というのはなかなか難しい問題ではありますが、自分の場合はなるべく温度が下がり、かつ昼夜の温度差が少なくなるような場所を選択します。
人それぞれ住宅事情が異なりますので、ご参考程度に。
それぞれの個体の体重と状態
2024年とそれほど変わらない体重で迎えています。
アルマジロトカゲオス
アルマジロトカゲメス1
アルマジロトカゲメス2
アルマジロトカゲF1オス
アルマジロトカゲF1メス
デプレッサイワトカゲオス
デプレッサイワトカゲメス
デプレッサイワトカゲF1メイビーオス
各個体のクーリングに入れていいかどうか、という判断ですが、餌食いは十分で活力もあり、コンディションとしては問題がないと判断しました。
アルマジロトカゲのクーリング用ケージのセット
相変わらずケージは普段90ケージですが、45ケージに移動させることは変わりません。
ほとんど活動をしなくなるため、ケージの広さは不要です。
バークチップ、90ケージで利用している3匹が入れるシェルター、今回はメタハラ、照明も一切使用しません。
光が外部から差し込むため、自然光にすべてを委ねました。
寒さ対策に掘りやすいんじゃないかと思い、保湿を兼ねてシェルター付近にだけちょっとヤシガラを盛っていますが、意味があった気はしませんので次からはやりません。
ここ数年交尾も受け入れない大きいメス2の行動も昨年までと比較すると抑制され、ほとんど出てこないため、成功にしろ失敗にしろ、何か変化が起こってくれるとよいのですが。
アルマジロトカゲF1のクーリング用ケージのセット
こちらは普段飼育している60ケージそのままです。
同じように45に落とせよという話ですが、予備の45ケージが壊れてしまったので今回はそのままで…。
デプレッサイワトカゲ用のクーリングケージのセット
こちらは2023年、2024年と同じく、普段飼育している60ケージそのままです。
45ケージに落としても全く問題ないと思いますが、アルマジロトカゲより多少移動することがあるので、このままにしました。
すべてのケージには Switchbot 屋内カメラをナイトビジョンモードで撮影しっぱなしにしています。
多少、動体検知の精度は落ちている可能性はあれど、ほとんど動いている様子は捉えられていません。
今日は寒くないかな、と思う数日は昼間の短時間出てきていたり、というのは観測しています。
また、今回からは空気が勝手に抜けていく場所でもあるので、サーキュレータも稼働させていません。
クーリング中の世話について
週に2回ほど水を撒いています。
シェルターを退かして直接生体に霧吹きしますが、今年は舐める様子も確認できていません(故に3回から2回に減らしました)。
以前までならアルマジロトカゲは水は摂取していました(デプレッサイワトカゲは飲んでいるのを見たことがない)が、双方、ほぼ飲んでいないんじゃないかと思っています。
これは2024年までは意図的に明かりを灯していて、メタハラで多少気温が上がっていたことの影響ではないかなと。
水はこのままクーリング終了まで週2回で撒きますが、無くても生きていきそうな雰囲気はありますね。
それをやることはありませんが。
クーリングの撤退
クーリング開始から1週間で、デプレッサイワトカゲの2023年CB を撤退させて普段の飼育部屋での飼育に戻しました。
写真のようにクーリング中は体を縮こめて丸まって極端に動きが鈍るのはそうなのですが、眼にあまりに力を感じなかったためです。
親個体たちはたとえシェルターの中でも昼間の薄く光が差し込むような時間帯は目を閉じていることはあまりなく、悪くて半目ぐらい、ちょいちょいつつけばモゾモゾしながら目を開けます。
この2023年CBは目を閉じてしまっていたので、あまりよくないかも、と判断しました。
判断基準は非常にあいまいなものではありますが、2歳、かつ現段階では雌雄がそろって繁殖できる状態でもないため、無理をする必要もない、というのが相当の理由を占めています。
自分のクーリングの位置づけは雌雄の発情のタイミングを合わせて極力に繁殖に繋げる、ということが目的ではありますが、1年のサイクルで見た場合、分布域の気温の変化から必ず活動を停止する時期が存在する生き物であり、クーリングはそのサイクルにしっかりと合わせた飼育をすることで極力寿命を延ばせないか、というところに沿わせるためのイベントであり、クーリングの中で死なせることは可能な限り避けたい、という想いがあります。
まとめ
今回は主に居住地の変更による気温の低下が昨年までよりも激しいため、その後の生体たちの状況を細かく見るようにしています。
夜につっついたりするので、トカゲたちからは心底迷惑そうな顔をされますけどね…ゴメン。
ダメだと感じたらすぐに戻す、というところは変わりません。
今のところ、デプレッサイワトカゲF1以外は問題は無いように見えますので、このまま推移を見守っていき、予定では2026年02月01日に戻すつもりですが、生体の状況により短縮(取りやめ)、冷え込みの状況に応じて延長を行うつもりです。
前回の環境変化から7年が経過して、そのときはまあまあ上手くいっていましたが今年はどうかな…。