トゲトゲしっぽの飼育・繁殖記

ずいぶん間が空いてしまいました。

2021年の結果すら書かれてすらいないのですが、2021年は我が家では初となる、2メスから子供が産まれるという快挙が起きています。

今までは片方は死産だったり、途中で諦めて卵を出したりと、毎年1匹が多い状況でした。

ただその直後に、結果として2021年に産まれた2匹を含む、親の3匹以外を死亡で失うということになり、クーリングもやめようか...と思っていましたが、結局これまでのバランスを崩すのも嫌で、じゃあやるしかないか、ということで、失意の中、クーリングに入れたことを強く記憶しています。

今年はそんな中で、産まれてきてくれたというのもあり、喜びもひとしおでした。

青色が気温、赤色が湿度です。

　　　　　2021年12月から2022年08月の出産までの部屋の気温の推移

2021年-2022年はいつもの通り、2021/12/01-2021/02/01 までは完全に餌をやらない期間として設定をしており、これはもう5年くらい続いている決まった作業になっています。

詳細は冬眠計画として書いているので、過去の投稿も参照してもらえれば幸いです。

クーリング期間中は無加温、かつ寒い場所にケージが設置されますが、35Wのメタハラが、いつも通り動作するため、その分の温度上昇は発生します。

15℃付近を切ってくるとあまり動かなくなりますし、我が家ではこの程度でいいのだろうという判断をしています。

クーリングが繁殖に意味を成しているのかどうか、というのは数年前からの疑問ではありますが、オス、メスの活動をいったん停止させて、発情時期を揃えるという理解に代わりつつあり、結果としては「必要」と考えています。

というのもオスだけが発情しているのは秋口や夏前でも見られるからです。

発情時期がメスと一致していないと、メスに追い払われて終わる、ということになりますが、その光景を見た方もいるかもしれません。

一方で、02月には我が家ではどちらのメスも卵を抱えています。

当然それより前のクーリング期間は餌を一切食べていないにも関わらず卵ができることになるので、この餌を切られてから、なんらかの動きが始まっているはず、という予想なのですが、実際にメスがいつから卵を抱えているのかは現状では全くの不明です。

2022/08/15(月) 07:47 頃、メス1から6.0gで誕生しました。

ベビーはおおよそ6-7gで産まれてくるので、メスの体重が平時より10gほど増えてくるのがひとつバロメータとなるでしょう。

今回はたまたま帰省しており、朝起きて Switchbot で眺めていたところ、メス1が普段と違うところでイキんでいたため、もしや？と思いしばらく眺めていたら産まれてきた、という背景があります。

不思議なもので、少なくとも我が家のこのトカゲはそれぞれの個体がおおよその排泄をする場所が決まっています。

そのため、普段と違う行動をしている場合は気にかけたほうが良いことがあります。

今回出産のメスは実に5回(02/13~03/01)の交尾をこなしていました。

これには驚きました、これまでは2回が最多です。

これまでの傾向から見ても、我が家ではほとんどの場合は02月中から03月初旬に交尾が終わっています。

反面、もう一匹のメス2は頑なに交尾を拒絶して、2022/03/11にスラッグという形になってしまいました。やる気はないけど、お腹に卵はある、という状態だったと推測できます。

オスがしつこすぎてストレスにもなっていたのかもしれません。

また、クーリング期間に長々とライトに当たりに来ていたことも影響していそうな気がするので、今期はライトの調整を行う予定でいます。

照射時間と、当てる高さかなあ．．．今期は諸事情で高さがないケージでやっていました。

母個体は元気なので、今年はそういうものだった、という程度に留めています。

この後にも示す通り、2年出産後の翌年はうまくいっていないこともありますので怖いところではありますが、クーリングは例年通り行う予定です。

これから何を知りたいかというと、妊娠期間です。

これまでの経過から概ね、妊娠期間は05-06か月と見ることができそうです。

合わせて出産当日の月齢も記載しておきます。

スマホから見ると縦でないと収まらなかったので見づらいのはご容赦ください。

自分の家および個体は結構交尾やお産自体が早めなので、日付はほとんど参考にならないと思いますが、妊娠期間は役に立つことがあるかもしれません。